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AI時代になくなる職業と、これから最も必要とされる人材を知っておこう

テレビやネット記事などで「AIが普及すると無くなる職業」のランキングなどを見聞きしたことはありませんか?AIは目覚ましく進歩しているので、やがて人間の能力を上回る時が来るのではないかとまで言われています。それなら今は人間がやっている仕事が、やがてAIに取って代わるのではないかと考えるのは自然なことです。

そんなAI時代のキャリアアップでは、「AIがあること」を前提に考えるべきでしょう。そんな時代を見すえた成功人材のモデルとはどんな人なのでしょうか。

 

AIに奪われるといわれている職業とその特徴

「今の労働人口の約半数がAIに奪われる」・・・そんなレポートがオックスフォード大学から発表され、世界に衝撃を与えました。以前であればSF映画の世界だったかもしれませんが、ここまでAIの進化を実感している私たちは頭のどこかでそれを想像していて、そのことが改めてレポートとなって突きつけられたことで、衝撃を受けた人が多かったのではないかと思います。

今後、AIに取って代わる可能性が高いのは、主に以下の職業です。

  • 一般事務
  • 販売店の店員
  • 乗り物の運転手
  • 銀行員
  • ホテルのフロント、集金人
  • 工場作業員

これらの職業は、一部ですでに機械化が進んでいます。ネットショッピングが拡大すれば店員はおろかお店すら要らなくなりますし、電車や飛行機、船などはすでに自動運転がかなり普及しています。今後はクルマの自動運転もどんどん普及していくでしょう。

銀行はATMに、通行料金の集金人はETCに、工業作業員は産業ロボットに・・・といったように、AIだけでなく機械がすでに担当している仕事はたくさんあります。

そして現在、反復的な事務作業を自動化するRPAや飲食店・ホテルの接客ロボットなどの開発も進んでいます。こうした機械的、反復的な仕事は機械がやるものという時代は、もう始まっているのです。

 

AIでも奪えない職業とその特徴

逆に、AIでも取って代わることができない仕事には、いくつかの共通点があります。最も大きい共通点は、「ゼロイチ=0から1を生み出す仕事」であることです。デザインや文章の作成といったクリエイティブ系の仕事や人相手の仕事(営業、医療、介護など)は人間的なセンスや経験が求められるので、機械化は難しいとされています。

AIに奪われる仕事を目指すか、AIでも奪えない仕事を目指すか。同じ努力をするのであれば、どちらを目指すべきなのかは言うまでもありません。

 

AI時代に最も必要とされる人材のナンバーワンは、AIに関わること

AIに奪われる仕事とAIでも奪えない仕事。目指すべきなのはどちらか?という二者択一ではありません。実はAIの時代に向けて最も求められる職業があるのです。それは、「AIに関わる職業」です。

これまでは人間が担当してきた仕事がどんどんAI化していくのであれば、逆にAIの仕事は増える一方です。そのAIをいかに使いこなすか、さらに人間に近い、いえ人間を超えるような仕事能力を身につけさせるかは、AIを開発する人材の能力にかかっています。AIに多くの仕事が奪われるのを恐れるよりも、AIの側に立って仕事の幅を広げよう、というわけです。

これまでAI化や機械化の分野ではなかった職業にもAIがどんどん進出していることを考えると、AI人材のニーズが今後爆発的に増えることは間違いありません。どんなに機械化が進んでも、その機械を作るのは人間なのですから。AIの時代で成功への近道を描くのであれば、AIそのものに関わること。これを、押さえておいてください。

 

AIのプロ人材になるためには

それでは、AIのプロ人材になるにはどうすれば良いのでしょうか。AIはディープラーニングといって自分自身が学習し、どんどん賢くなっていくのが大きな特徴です。しかしそのディープラーニングをするためには核となるプログラムが必要です。そのためにはさまざまなプログラミング言語、さらに論理的な思考が必要になるので数学や統計学など、一般的にプログラマーやエンジニアに求められるスキルが基礎になります。

もちろん、これらのスキルは「基礎」です。英語をマスターするためにアルファベットや基本的文法を学ぶのと同じです。AIの開発は実践であり現在進行形の技術です。常に変化する技術にしっかりと対応し、実践的な知識と経験を積んでいくことが何よりも大切です。システム開発は職人の世界だと表現する人がいますが、AI開発もまさに「デジタル職人」の世界だと言って良いでしょう。

札幌デザイン&テクノロジー専門学校には、4年制の「AIエンジニアコース」があります。その名のずばりAIの先端技術者を目指すためのコースで、AI開発に関わるIT系企業や公的機関など、社会で幅広く活躍できる人材を育成しています。基礎も重要ですが、それよりも現場を知ることが何よりも重要です。それを4年間で学び、感じ、体感して身につけるのが当校の「AIエンジニアコース」です。

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