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「ゲームクリエイター」ってどんな仕事?20兆円市場で活躍する今どきの専門職とは

ゲームが好きな人にとって、そのゲームを作るゲームクリエイターは憧れの職業でしょう。ゲームの世界観を創り出し、それが大ヒットすれば名前が有名になるだけでなく、大きな収入も期待できます。

とはいえ、ゲームクリエイターってどんな仕事をしていて、どうやったらなれるの?という疑問を持っている人も多いことでしょう。

そこで今回は、ゲーム好きであっても知っていそうで分からないことも多いゲームクリエイターという職業について、どんな職業で、どうやったらなれるのかについて解説します。

 

ますます拡大するゲーム市場、活躍の場は広がり続けている!

2020年の時点で世界のゲーム市場規模は20兆円となり、前年と比べるとなんと130%の高い伸びとなりました。ゲーム自体の人気が高まっていることに加えてコロナ禍によって「巣ごもり需要」がゲーム人気を押し上げたといわれており、多くの業界が苦しい状況となった中でゲーム産業は「非常時に強い産業」であることが改めて証明されました。

市場規模が拡大するということは、人やお金が集まってきます。これから社会で活躍したいと思う人にとって、頑張るなら成長している業界を選びたいと考えるのは当然のことです。

そこから有名なゲームクリエイターが何人も誕生し、その人たちは誰もが知っているようなゲームを制作しています。もちろん、こうしたゲームクリエイターは高い収入を手にしている「成功者」です。ゲームが好き、ゲームを作る側になってみたいと思う人全員に、この業界で成功するチャンスがあるのです。

 

ゲーム制作のキーマン、ゲームクリエイター

ゲームクリエイターは、ゲーム制作の現場で何をする人たちなのでしょうか。ゲーム制作にはプログラミング、サウンドクリエイターやグラフィッククリエイターなど、たくさんのスタッフが関わっています。これらの人たちはすべてゲームの制作に欠かせないプロで、こうした職業の全般をゲームクリエイターといいます。

ゲーム制作のそれぞれの部門を担う人に加えて、ゲーム制作の全般をプロデュースする立場の人もいます。映画に例えるなら映画監督のような立場でゲーム制作全体を統括し、「どんなゲームにするか」を考え、司令塔となります。一般的にゲームクリエイターと呼ばれているのはこのようにゲーム制作を統括する人のことを指す場合もあります。

その理由は、有名なゲームクリエイターの多くが有名なゲームの制作責任者を務めているからでしょう。まさにゲームクリエイターは、ゲーム制作のキーマンです。

 

有名なゲームクリエイター5選、この中の何人を知っていますか?

これからゲームクリエイターを目指したい人にとって憧れの存在となる有名なゲームクリエイターを5人紹介しましょう。この中の何人を知っていますか?ゲームクリエイターの名前だけを見て何のゲームを作った人なのかクイズ形式で自問自答してみてください。

 

堀井雄二 誰もが知る「ドラクエ」シリーズの生みの親です。おそらく最も有名なゲームクリエイターでしょう。
日野晃博 「妖怪ウォッチ」「イナズマイレブン」などを手がけたレベルファイブの創業者で、「ドラゴンクエストVIII」の制作にも関与したことがあります。
田尻智 「ポケモン」シリーズの生みの親です。主人公のサトシという名前はこの人にちなんだものです。
小島秀夫 「メタルギア」シリーズの生みの親。長らくゲーム大手のコナミの社員でした。
野村哲也 「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザインで有名になったクリエイターです。

 

ゲームクリエイターになる方法、必要なスキル

ゲームはコンピュータープログラムで動作しているので、コンピューターやプログラミングに関する基礎的な知識、さらにゲームプログラマーを目指すのであればプログラム言語の高度な知識が欠かせません。

しかしゲーム制作はそれだけではなく、ヴィジュアル面やサウンド面などをすべて含む総合芸術のようなコンテンツです。それぞれのプロを目指すのであればグラフィックやサウンド制作を学ぶ必要があります。

さらに注目したいのが、英語力です。今やゲームは世界市場に向けて制作、リリースされるので、制作段階から外国の制作会社とやり取りをしたり、外国人スタッフと一緒に仕事をするケースも少なくありません。グローバルに活躍するゲームクリエイターを目指すのであれば、英語力もしっかり身につけたいところです。

 

ゲームクリエイターを目指す人の4年間の過ごし方

札幌デザイン&テクノロジー専門学校には、ゲームクリエイターを目指すための専攻「スーパーゲームクリエーター専攻」「クラウドゲームエンジニア専攻」があります。4年制の本格的な専攻で、ゲーム制作の基礎としてプログラミングやデザイン、ヴィジュアル制作の基本を学ぶことから始めます。

そして2年次からは本格的な制作スキルを磨くためにゲーム開発エンジン「Unity」をはじめJavaやC++といったプログラミング言語を学び、ゲームを作ることができる人材へと育成します。そして3年次以降はその仕上げとしてゲーム制作の実習を積み、経験力や実践力を身につけて卒業後すぐにゲームクリエイターとして現場で活躍できるだけのスキルを身につけることができます。

もちろん、ゲームクリエイターとして成功するための本格的なキャリアは就職してからが本当のスタートです。しかし就職の時点で基礎を身につけ、若いうちから即戦力として活躍できるだけの人材になっていることは、その後のキャリアアップに大きな差が出ます。

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