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マンガ家と聞くと、どんな人、職業をイメージしますか?週刊や月間のマンガ雑誌に連載を持って、アシスタントとともにマンガを制作している人、という感じでしょうか。
もちろんこれもマンガ家の仕事風景ですが、今どきのマンガ家の活動範囲はこれだけではありません。ビジネス書やハウツー本、WEBサイトなどでもマンガを使った広告や解説などが多くなっているので、マンガ家の業務範囲はずいぶん広くなりました。
今回はマンガ家を目指したいと考えている人に向けて、マンガ家の仕事内容や年収、なり方などについて解説します。
マンガ家の仕事は、マンガそのものである絵(イラスト)を描く仕事だと思われがちですが、マンガ家の仕事はこれだけではありません。マンガに登場するキャラクターの設定やデザイン、そしてストーリーボードの作成など、マンガ特有の作業があります。
マンガとして優れた作品を生み出すには魅力的なキャラクターでなければなりませんし、ストーリーが面白くなければヒット作品にするのは難しいでしょう。これらのすべてを満たした作品を生み出すのが、マンガ家の仕事です。
マンガ家は売れっ子になると、億単位の年収になる人もいるほど夢のある世界です。マンガ家を目指す人の中には、こうした夢のある部分に魅力を感じている人も多いのではないかと思います。
ここまでの成功者ではなく、マンガを仕事にしている人の年収クラスは、おおむね500万円前後であるといわれています。一部のマンガ家が億単位の年収を得ている事実があるため平均値にすると大きな金額になってしまいがちなのですが、中央値といって統計的に中央に位置する人の年収としては500万円前後と考えてよいでしょう。
冒頭で述べたように、マンガ家の活動範囲はどんどん広くなっています。自分で制作したマンガで勝負する人もいれば、企業からの依頼でマンガによる解説や広告物の制作をする人もいます。後者の場合は安定的にマンガを仕事にすることができますが、やはり夢があるのは前者のほうではないでしょうか。
今さら言うまでもないですが、日本のマンガは世界から高く評価されています。「スラムダンク」に登場する風景を旅する聖地巡礼が外国人の間でブームになっていることに象徴されるように、日本のマンガ作品が海外で大ヒットする可能性は今後も大いにあります。
これからのマンガ家はグローバルに活躍する表現者として、世界を相手に自分の作品を発信してくことになるでしょう。日本だけでなく海外で大ヒットする作品を生み出せる職業というのは、マンガ家の他にそれほどないでしょう。これはマンガ家の将来性という意味では知っておきたい事実です。
マンガ家になるためには、画力だけでなくストーリーの構成力やキャラクターを設定する創造力などが必要です。それに加えて出版社からマンガ作品を世に出すことになるため、出版社との関係性を構築していくことも仕事のうちです。
マンガ家を目指す人の中には画力に自信がある人は多いと思いますが、それ以外の能力となると経験が少ないために未知数という人も多いことでしょう。
こうした幅広いスキルを効率良く身につけるのであれば、マンガ家養成コースがある専門学校で学ぶのが一番です。表現者としての総合力を養うことができますし、専門学校によっては現役のマンガ家や制作関係者が講師を務めていることもあるため、出版社との関係構築などリアルな部分についても「本物」から学ぶことができます。
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